★このゲームの特徴
・アドベンチャーRPG作品となっている。探索とバトルを中心に、物語を進めていくメインコンテンツに加え、サブクエストや装備の入手などのサブコンテンツも短編ながら充実している。
・バトルシステムが特殊で、基本はオートで攻撃をするのだが、必殺技や防御などの特殊なアクションは、直線を端から端まで高速で移動するルーレットでタイミングよく画面をタップし、当たりのマスに止まったら行動可能というシステム。強力なものほどルーレットは高速になるが、運ではなく実力で止めることができる仕様となっている。
・SYUPRO-DXの他作品と同様、ミステリー要素や伏線の絡むストーリーと、感動的なラストが用意されている。短編作品ながら強く感情移入できる構成となっている。
概要
隠れた名作を何作も生み出しているSYUPRO-DXが誇るアドベンチャーRPG。主人公は数年ぶりに生まれ故郷へ帰省し、新生活を始めるのだが、その街ではとある不可思議な事件が起きており、それを解決していくという内容の作品になっている。題名となっているココロインサイドとは、他人の心へ入ることができるアプリであり、それを駆使して心の中にいる敵や街の謎を解きつつ、物語を進めていく。
序盤攻略法
RPGだが、メインは謎解きであり、序盤はさほど苦労しないため、サクサク進むだろう。故にこれをしておけということはあまりないが、むしろこれをするなというアドバイスはある。それは、ネコ缶と呼ばれるゲーム内通貨を使わないでおくことだ。ネコ缶は他のゲームでいうところのいわゆる石にあたるのだが、ガチャやコンティニューを主な石の使い方とする他のゲームとは違い、むしろこのゲームにおいてガチャはさほど重要ではないのだ。ガチャではマネキンと呼ばれる外見と必殺技を変える装備が手に入るのだが、正直ストーリー内で手に入るマネキンで十分である。しかし、ネコ缶は他にも使い道があり、それはプレイヤーのHP上限を上げたり、基本ステータスを上昇させるなど、使い方は多岐に渡る。その中でも変えの聞くガチャの優先度は低く、ネコ缶でなければできない上限解放やステータスアップに軍配が上がる。だが、序盤では解放されない要素も多いため、ひとまず貯めておくことが大切なのだ。もちろん、ある程度済めばガチャを引くのもいいだろう。
このゲームの魅力
このゲームの魅力を語る上で外せないのが、ストーリーの良さであると私は断言しよう。正直、短編で大手でもないゲームを私はあまり信用してはいないのだが、このゲームは別だ。別格だと言っていい。このゲームは、短編という良さを活かし、適度に覚えられる範囲で謎と伏線を至る所に散りばめているのだ。そのため、ストーリーに中たるみのようなものが一切なく、無駄のない構成となっている。また、ミステリー要素も含まれ、適度なスリルとパズル要素も組み込まれ、大変楽しませてくれるものとなっている。
次にゲームの特徴なのだが、このゲームはストーリーこそ一本道ではあるが、クリア後のコンテンツがかなり充実しており、メインストーリー終了後もおまけ要素や裏ボスの討伐、陰で動いていた意外な人物など、作品をより掘り下げ、のめり込ませてくれる要素が多く存在する。何より裏ボスについては以上に強く、基本勝つのは難しい。しかし、このゲームには転生というシステムが存在し、ステータスを引き継いでげ始めからゲームをやり直すことが出来る。ストーリー中でしか入手出来ない強化アイテム等もあるため、周回をするたびにプレイヤーは強くなり、いずれ裏ボスも倒せるようになるだろう。しかし、面倒に思う人のために、救済として一週目でも裏ボスを倒す方法は存在する。また、一度クリアして飽きた人は、一旦離れて忘れた頃にやり直しをして裏ボスに挑むのもありかもしれない。やり直した時に楽をしたくない人は新たなデータを別に作ることもできるのでそのデータでプレイするといいだろう。多種多様な人に向けていろいろな対策が取られているのもこのゲームの強みであり特徴と言えるだろう。
このゲームのいいところは、ゲーム初心者でも簡単に遊べるそのシステムだ。戦闘はオートであり、必殺技はルーレットを止めるだけ。コツコツステータスを上げていけば、たとえルーレットが難しくても必殺技なしで勝てるようになれるので、そうすればゲームが苦手な人でもストーリーを楽しめるだろう。
ガチャ・課金要素
課金要素はネコ缶の購入のみとなっている。このゲームでは10連ガチャに必要な課金額は1000円、場合によってそれ以下なのでかなりリーズナブルだ。しかし、買うものは他にはないのだが、このゲームでは他のゲームでいわゆるVIPと呼ばれるような総課金額に応じてサービスを変えるシステムがある。一定額以上課金すれば追加ストーリーも購入可能で、3000円の課金でつかコンテンツは全て揃うようになっている。
ガチャは上記の通りマネキンという装備を獲得するためのものであり、被ればレベルアップして装備時の上昇ステータスがアップする。
まとめ
悔しいことにこのゲームはまだそんなにメジャーなゲームではない。しかし、声を大にして言えるのは、このゲームは決して他社のゲームに引けを取らない名作だということ。短編である事を最大限利用したストーリーの緻密さと密度、飽きさせないためのサブコンテンツとクリア後の要素の充実、どれもこれも素晴らしい完成度となっている。騙されたと思って一度触れてみてほしい。そのストーリーの持つ独特な世界観に惹き込まれ、あっという間に時間が溶けていくことだろう。
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